九州産のくすのきのみを使用しています。
「楠」という漢字は、「木」に「南」と書いて「くすのき」。
文字が示すように暖かい地域に分布しています。
日本の蓄積量トップ3は、鹿児島県、宮崎県、次いで熊本県。
庭園樹・街路樹としても広く植えられ、公害・騒音対策の効果があるとのこと。
最近の調べでは、発がん性のあるダイオキシンをくすのきの若い芽が成長の過程で吸収していることがわかっています。
また、くすのきは常緑樹なので緑の葉を絶やさず、その壮大さは目を見張るものがあります。
成長がはやく、また大変長寿なことから巨木・名木になっているものも多く、天然記念物に指定されているものが約30本以上もあります。
「KUSU HANDMADE」で使用しているくすのきは、すべて九州産。
主に道路の拡張や森林整備で切り倒されたくすのきを使っています。
太くて長い大きな丸太は、製材して建材や内装材の材料へ、端材はエコブロックなどの雑貨の材料に使います。
そして、細い丸太や曲がった丸太はチップ状にして蒸留し、カンフルオイル(くすのき油)とカンフルパウダー(天然樟脳)を抽出しています。
くすのきの防虫・消臭効果
古くから"虫よけの木"として知られている「楠」。
葉や枝から抽出した天然の「カンフル(樟脳)」は、強い防虫効果と消臭効果、そして香りには、リラックス効果もあると言われています。
KUSU HANDMADEでは、くすのきの防虫アロマシリーズを安心してお使いいただくために、その防虫効果と消臭効果を実証する試験データをとっています。(試験は第三者機関にて実施)
くすのきの防虫データ
衣装ケースに見立てた密閉容器に2cmの穴をあけ、中に検体(ブロック・カンフルオイル・カンフルパウダー)と誘引餌(削り節)を入れます。
容器の周囲に衣類の害虫(ヒメカツオブシムシ幼虫50個体)を放ち容器に侵入した個体数を調べました。
くすのきの脱臭効果及びガス除去効果データ
臭いにおいの代表「アンモニア」、「イソ吉草酸」の脱臭効果及び「酢酸」のガス除去効果を試験しました。